2023/10/05
2024春夏パリコレ&ミラノコレクションよりリアルレポート
2023年9月に開催されたミラノ・パリコレ!HERMESレポートとGrijze買い付けのリアルをご覧にいれます!
著名人の方のインスタでも華やかな画像が溢れておりました、2023年9月開催の2024春夏ミラノコレクション、そしてパリコレ。
この記事では、BUYMAではHERMESを中心に紹介しておりますGrijzeの別の顔、ファッションバイヤーとしての買い付け現場をリアルレポート。
ファッションの祭典を盛り上げるファッショニスタのスタイリングや街角のファッションチェック、そして、ミラノコレクション会期中に開催されました2024春夏の2大トレードショーの1つ White を訪れたGrijzeが、日本未入荷かつ人気のヨーロッパブランドをご紹介いたします。
後半では9月30日にパリにて開催されました HERMES 2024SSデフィレのレビューも!
盛りだくさんでお届けいたします!
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下の画像はGUCCIのショーの後。ショーへのゲストが街に溢れる時間で、メインストリートでは送迎の大型車がびっしり。世界から集まったセレブリティを一目見ようと、それを待つミラノっ子たちやプレス関係者で、街の角には大勢の人だかりができています。
この時間は、ファッションエディター、プレス、関係者がショーの合間の移動で駆け回る時間帯。地元のミラノっ子は誇りであるMFW(Milano Fashion Week)のポスター前で記念撮影をしたり、世界各国からやってきたプレスが地元のおしゃれ女子にファッションチェックインタビューを行うなど、街のあちこちが華やかなムードでいっぱいでした。ときには、ショーのあとのモデルの方とすれ違うことも!
パリとミラノでは街ゆく人のスタイリンがまた違っていて、ミラノは大人っぽいモード感を感じます。大きめな小物の使い方、全体のシルエットのバランス、生地の光沢感の組み合わせなど、実にシックでお洒落なスタイリングの方が多いという印象。センスと個性が磨かれていく街でもあることを実感しました。
そして、やはりどうしても目に飛び込んでくるのはセレブの HERMESのケリーや限定のバーキンをはじめとするバッグの数々。やはりHERMESのバッグはどのブランドがお好きかに関係なく、特別なのだなと感じました。
ここからは新作の買い付け現場です。
ミラノコレクション、パリコレ、ともに年2回、会期中には大きなトレードショーが開催されます。各国の腕利きのバイヤーが半年先からそのさらに先を読みながら、一堂に会する新作やデザイナーに触れて、買い付けを行う現場です。日本からも輸入元や百貨店バイヤーの方々が訪れる場所。業者ならびに招待者、プレス関係者でないと入れません。
Grijzeはミラノは初めてのデビュー、受付での業者登録に緊張しつつも、無事、確認いただいて登録完了、バッジをもらい会場内へ。
今回訪れたトレードショーは、White。会場はミラノ市街の南側、元は縫製工場があった区画でした。このあたりはハイブランドのショールームも多く、ブランドの大きな社屋看板をみて、おぉっ!!となんども感動します。
誰もが知る各ブランドの買い付けには、担当者の方とあらかじめアポイントをとり、ごく短時間に集中しながら次の新作買い付け・契約するアイテムを選びます(写真掲載はNG)。これが半年先に日本に通関・輸入され、商品登録のあと、ディスプレイされて日本のお客様の訪れる百貨店やブティックに並ぶのです。
さて、そしてWhiteというと、特にサステイナブル意識が高く、自由なクリエイションを行うブランドが出展することが多いとのこと。国もイタリア出身ブランドだけでなく、フランス、ベルギー、ドイツ、日本、中国、また中東の各国も大変多くありました。
デザイナーにとっては、新たな顧客を開拓するとても重要な場所、コロナ終焉で活気も戻ってきているのだと思います。大きな建物3棟に分かれたブランドブースには2024SSの新作が並び、商談を行うスペースも十分でゆったり。顧客の要望に応じて、またデザイナーがこうやって見せたい、というアイテムの推しどころがある場合は、各ブランドが抱えるモデルの方が着替えてくださいます。身体が入ってはじめてシルエットがわかるので、とても大事なのです。
今回は3つのブランドと新たにお取引を開始することとなりました。続々紹介してまいります。
最初のブランドは、1947年創業 南フランスで4世代続く老舗 靴下ブランドのコレジアン collegien。
最高級のエジプト綿やメリノウールを使用したフランスらしいおしゃれでかわいい靴下や靴下ソックスで世界中で有名です。日本ではリバティ柄のキッズソックスやキッズソックスシューズでも有名となりました。
一度ブースの前を通り過ぎたものの、可愛いアイテムがいっぱいで、気になりすぎて引き返し、がっつり引き込まれました。
担当のChristinaさんは、最高のエジプト綿やバージンウールを使用した、もっちりとやわらかい靴下たちについて丁寧に一つ一つ解説くださいました。すごくフランスらしい小粋という言葉がぴったりの、誠実に丁寧につくられた1点1点。可愛く快適なだけでなく、パリジェンヌが差し色でうまく取り入れる足元のおしゃれは、これか!!と納得いたしました。
今回おすすめしたいのは、Collegienの新作、おしゃれな着圧ソックスのLevityシリーズ。第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを着圧設計で血流を促し、むくみを解消するあの機能性ソックスが、100% made in France で、とてもおしゃれに登場しました。
今回はラメとプレーンのモデルを買い付け。またレース網(これも着圧!)、水玉模様、メンズ仕様のメリノウールも新作で展開します。
そして、さらにイチオシなのがシューズソックス。ベビーアイテムではよく知られた転倒防止をかねた歩行練習用のソックスシューズ、大人サイズとなりました。外履きできます。レディース、メンズ、キッズ用とありますので、家族みんなでスタイリングを合わせられるほか、バレエシューズと同じしっかりしたゴム底ですので、おしゃれに履いていただけます。スリッパとして、高齢となられた家族へのギフトにも良いかも。そして、家庭での丸洗いもOKです!
柄の展開がたくさんありますので、順にアップロードしてまいります。すでに欲しいものを見つけてしまわれたお客様は、どうぞお問い合わせください。
次は、2012年より展開するドイツのユニセックスでアヴァンギャルドなメゾンのCorinna Houidi。上質なクリエイションと卓越した立体的なパターンで人気です。
リックオウエンス Rick Owens、メゾンマルジェラ、ヨウジヤマモト、JUNYA WATANABEに通じるファンが多いブランド。日本にはまだ未入荷です。
ミラノコレクションの会期中にはシグネチャーモデルのフーディースウェットが完売してしまうなど、アイコニックなアイテムへの人気はすさまじいのだと感じました。ジップのついたスヌードフードはレイヤードが必須。自分のワードローブにフード1点だけでも追加することで、メゾンの世界観を手軽に楽しむことができるのは秀逸です。
新色は2024年3月頃入荷予定。これからプレオーダーも可能です。
ブースにはデザイナーのCorinna Houidi氏ご本人が多忙ななか登場する場面も。本ページにも商品紹介したアイコニックなラジャールクチュールコートをお召しでとても素敵でした。
最後は、ベルギーのブランド、Nous Antwerp。上質なシルク100%を伝統的な絞り染めで色鮮やかかつシックで上品に表現したエフォートレスなドレスやシルクアイテムが人気です。
いろいろと良いものを着てきた大人の女性が、素の自分に向き合って最後にたどり着くシンプルで良いもの、といった印象。大人の女性しかだせない魅力と迫力を備えていなければ、こういったカフタンドレスをうまく手なづけることはできませんが、BUYMAのお客様はきっと素敵にお召しと存じます。
画像ではうまく表せていないほど、光沢感と滑らかなシルクの手触りが大変贅沢でおしゃれな日常着。端正な仕立てで、気に入ったものを1点お迎えするだけで、その季節が心待ちになるドレス。こういった長いドレスで過ごす優雅な夏は最高ではないかと感じます。
いくつかはすでにコレクション展開しておりますが、2024年春夏コレクションですので入荷はまだ先となります。準備が出来次第、商品ページを追加いたしますので、楽しみにお待ちください。
またプレオーダーもお承りしております。カタログのご用意もございますので、ご関心がございましたらお気軽にお尋ねください。
さて、とうとう今回のリアルレポートも最後となってまいりました。
9月30日にパリにて開催されましたHERMES 2024SS デフィレ、いかがご覧になられたでしょうか。
あと数日、エルメス公式では2024SSコレクションのデフィレの特設ページが公開中です。あらたにルックが掲載されておりますほか、バッグやアイテムの詳細画像も満載です。
https://www.hermes.com/jp/ja/story/322436-women-spring-summer-collection-2024/
またヴォーグ誌上でもルックとともに解説掲載されました。
https://www.vogue.com/fashion-shows/spring-2024-ready-to-wear/hermes
今回の2024春夏コレクション、動物愛護団体 PETAの活動家がショーに乱入するというハプニングが生じ、ニュースにもなりました。
デフィレは開始時間ぴったりに始まらず、15~20分ほどして始まるのが通例ですが、今回オンラインのライブ配信は異例の40分近くの遅れ。また動画配信では音声がオフとなり無音でのショーとなりました。
これは、活動家が"Hermes DROP Exotic Skins"(HERMESはエキゾチックレザーの使用をやめて)の紙を掲げ、ランウェイを15秒ほどジャックしたため。騒然とする会場や、関係者が対応に追われ活動家を取り押さえる一部が動画配信中にも見られましたが、ショーは無事、中断することなく行われたことは幸いでした。
さて、HERMES2024春夏コレクション、盛夏から初秋の乾いた草原にかこまれた自然を再現したインスタレーションは、まるで本当に強い日差しを感じているかのよう。ナデージュのクリエイションの目指す自然回帰は、赤・濃いブラウン、グレー、白、ベージュなどアースカラーをベースに健康的な肌見せと空気感のあるエレガンスが強い印象を残しました。
ミニマルなインナーのブラやショート丈トップスは、これまでの春夏デフィレでも登場してきましたが、オーバーサイズのジャケットやロングジレとの組み合わせは HERMESによるエレガンスの再提案です。最近 HERMESではヨガなどを意識したアクティヴィティウェアの展開が目新しく、今回は特にスタイリングの主役と言って良いほどの存在感でした。
そしてナデージュが得意とするケープスタイルのトレンチコートや開いた袖のジャケットは空気をたたえてなびき、見る者も心地よい風を感じるほど。やわらかなレザーが風にたなびく様子はHERMESの遺伝子を感じた次第です。
HERMESデフィレでは、多くのゲストが2023AWデフィレのファッションで登場しています。BUYMAでもたくさんご案内している素敵なドレスの数々。世界のセレブリティの着こなしやバッグのコレクションも存分にご覧ください。
https://www.purseblog.com/fashionweek/the-best-bags-of-paris-fashion-week-spring-2024-day-6/
2024春夏デフィレのコレクションの入荷は2024年3月ごろを予定しております。
デフィレのお品物は、基本的にHERMESブティックには並ばない特別なコレクション。
わずかに展示目的や旗艦店のみ少しだけご用意しておりますが、日本には未入荷モデルが多く、通常は入手ができないお品物です。
VIP顧客先行予約の締め切りはあと少しとなりましたが、ご関心のお品物がございましたらお気軽にお問い合わせください。
Grijzeではデフィレのお品物も先行入荷予約ができますので、ご希望がございましたらお承りしております。
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以下のお品物は、2023秋冬デフィレのコレクション ようやく季節も秋冬ものに手を伸ばしたくなるシーズンとなりました。あとわずかではございますが、ご用立てください。
ここまで長いレポート、お読みくださり大変ありがとうございました。ブログ末尾のクーポンも是非ご利用ください。
秋には国内発送キャンペーンも予定しております。お目当ての「在庫あり」のお品物がございましたら、お気軽に「国内発送いただけますか?」とご連絡ください。
初秋の日々、素敵な毎日となりますように。
Grijze
¥1,000 OFF COUPON
- クーポンコード
- GRJ28OA5コピー
- 有効期限
- 2023/10/06 23時59分まで
- 最低利用金額
- 100,000円以上
- 対象ブランド
- HERMES(エルメス)